キャリアデザイン入門 T 基礎力編   大久保幸夫著
  日経文庫  
私の感想 勉強になった点 気になるポイント





キャリアデザインの考え方   30歳成人説 
 筏イカダ下り(基礎力)から山登り(専門領域)へ   
@筏下り 自分が今どこへ向かっているかも分からない、ただ目の前の急流と向き合い、全ての力を振り絞って岩場を乗り越えていく。
     難所の繰り返しの中で力をつける。目標は設定していない。周りの景色も目に入らない。
     仕事上の経験やさまざまな人との出会いを通じて、自分の進むべき道を見出していく段階。
Aキャリアの
ドリフト  やがてゆるやかな流れとなりぬるま湯に変わる。海に出へいったい自分がどこにいるのか分からなくなる。 
           よって、筏下りを長く続け過ぎてはならない。
B山登り(30歳半ば) 山選び 能力、価値、動機 自己イメージの統合 専門領域 

最近の学生の職業観欠如の原因  
・以前は自営業が多く、自宅が商売をやっていた人は、仕事に対するイメージが形成されていた。家業を継ぐ。
・以前は中学卒段階で、就職するかどうか選択肢を迫られた。今は仕事のことを考えずに進学する。
大学を卒業するときになって初めて『働くって何だろう』と思う。

早い段階で選択しなければならない職業
・医者、芸術家、スポーツ選手 専門的な職業
多くの人はそのような道を放棄したという意識もないままにタイミングを失っている。
みんなが行くから自分も行くという大学進学 
大学も偏差値だけで選ぶと、大学合格と同時に目標を見失ってゆく。




インターンシップアルバイト体験       その仕事の真実が見えて、その後どちらか2つに分かれる。
・やってみたいという意識が湧いてくるか
・その仕事に失望して、他の仕事を探そうと思う。

『マスコミ系の仕事がしたい。』 『企画の仕事がしたい』


それでも、やりたいものが見つからないときは、入れるところへ入ればよい。

自分が鍛えられる会社=激流を選ぶほうが大切だ。その後、さまざまな転職先で活躍している。
迷ったら、激流を選ぼう

自分探しの旅について      『自分は探すのではなく、作るものだ。』   
本当に自分の可能性を見極めたいなら、死にもの狂いで、仕事と格闘しなければならない。
いつでも逃げ道が見つかるような場に身を置いて、ぬるま湯の中にいたのでは、どんどん自分の可能性を小さくしてしまう。



  
フリーターの種類 3つ  (労働政策研究・研修機構)
夢追い型         15% ミュージシャン、演劇、カメラマン 等プロを目指して 
やむを得ず型      40% 正社員になれない、契約、派遣含む  
モラトリアム型      45%  社会人猶予、先延ばし型 パラサイト型 
フリーターは短期間で卒業しないと、どんどん脱出が難しくなる。

『大企業A社100%出資の安定した会社です。』 は安定志向?
⇒ 子会社なんだから先の命運は分からない ということに気づく必要がある。

3年以内の離職率
・ リアリティショック   想像していた仕事・職場と現実との間の大きなギャップが埋められない。
@入社前企業の良い所のみが強調されていた。 こんなに残業が多い。雑用が多い。辞める人が多い。
A初めての就職による世間知らず。 WEB就職の人。
⇒ 私はある意味、離職のその場面で、企業が悪いのか、学生が悪いのかあえて判定を下すようにしている。
明らかに企業が悪い場合はその企業には今後学生を送らない。(誰から見ても良くない会社) 
明らかに学生が悪い場合は、今の現役生に今の学生に足らない世間常識を教えるようにしている。

重要なのは本人が職場の先輩や上司と腹を割って話すこと。対人能力。 



学習視点 コンビニのアルバイト  どちらを捉えるか?
・商品をダンボールから出して棚に並べる力仕事  
・新商品の陳列を変えることによりどのように売り上げが変化するかのマーケッティングの最前線学習








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